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教育・子育て応援セミナー 5月 旧制学校制度 ~戦前の複雑な学校制度~ 「6・3・3・4制」で知られる現在の学校制度が確立したのは、戦後昭和22年のことである。 80年近くにもわたって続いてきたこの「6・3・3・4」は、既に国民の9割以上の人々にとってお馴染みの学校制度となっている。 しかし、今回の「教育・子育て応援セミナー」で学ぶのは、それ以前、つまり戦前まで施行されていた「旧学校制度」である。 ご存知のように現在の学校制度は、戦後のGHQにより導入された教育基本法と学校教育令がその基礎となっている。もちろん当時のアメ カを範とした学校教育制度は、現在ではこの国にしっかりと根付いてはいる。 しかしこの日本という国の、例えば議会制民主主義が、未だに真の民主主義システムとして育っていないことを指摘する論者は意外と多い。つまり、日本の議会制民主主義は、それが日本人の知恵と努力によって発展的かつ継続的な取り組みの延長線上にもたらされたものではなく、その発展的かつ継続的な取り組みが、一度、軍国主義によって断絶した・・・、その代替として戦後に「与えられたもの」として現在の民主主義が機能していると考えることができるのである。 そしてそのことと同じ意味で、日本の近代教育制度も、明治期以来の発展的かつ継続的な日本人の知恵と努力の蓄積が、一度、断絶したカタチで、やはり戦後に「与えられた」ところのものである。 「与えられた」ことが悪いのではない。 戦前までの知恵と努力を継続してこなかった、戦後の教育行政に、ボクは難癖をつけたいのである。 それほどまでに「敗戦」ショックは、この国を思考停止させた。そして「大切なことに対してこそ」思考停止を続ける日本人の特性は、もはや国民病とでも言えるほどに蔓延してしまった。 ボクは戦前回帰主義者ではない。そしてガチガチの保守主義者でもない。なんなら特段の愛国主義者でもない。 ただ歴史を科学的に、そして平等的に振り返った場合、当然、そこには「是」があり「非」があることを知っていると思っている者である。つまりボクは、歴史の「是々非々」を通じて現代に役立つ何かのヒントを見いだしたいと考えている者なのである。 そんな視点から、戦前の学校制度を見直した場合、そこには先人達のいかにもチャレンジングな取り組みが見受けられるのである。 だからそれを学ばない手はないな・・・、そう思うのである。 日時:5月25日(土)20:00~22:00 講師:井上びん(教育の未来プロジェクト) 形式:オンライン(Zoom) 費用:1000円
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