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教育・子育て応援セミナー8月 ~学校給食と子どもたちの栄養源~
教育・子育て応援セミナー 8月
学校給食と子どもたちの栄養源
~給食の自治体間格差と子ども食堂の実態~
生きていくために必要な主な栄養源が「学校給食」のみであるとする子どもたちの人数が、実はボクたちが想像するよりもはるかに多いことが分かってきた。
このことは、思春期の子どもたちにとって、とても大切な「体づくり」「心づくり」・・・、その基本となる「食」に対して無頓着な保護者が決して少なくないということだ。
親の忙しさや経済的な側面から、子どもたちの「食」が脅かされているということに関しては多少なりとも想像することはできる。
しかし・・・、である。
人間の発育に明らかな支障をきたす「食」が満足に与えらていない家庭が存在するといった今の状況下で、いくら偉い大人たちがこの国の未来や、未来を担う子どもたちの教育的施策を議論しても、その理想的な教育を受ける以前に、明らかにエネルギーが枯渇している子どもたちには、せっかくの教育的リソースを享受することができない。
満足に「食べられない」ことには、満足に「考えられない」のであり、自ずと「生きる意味」や「生きる意欲」も欠乏する。
今、学校給食は大げさに言えば存亡の危機に瀕している。学校給食の主体である自治体によっては、予算不足から満足な栄養価の伴った「食」に到達していないところもあると聞く。学校給食の自治体間格差が顕著なのである。
そこでボクが主宰するラボ(小さな塾のようなもの)に通っている小中学生に直接訊いてみることにした。「給食ってどう?」と・・・。
子どもたちは給食に期待も落胆もしていない。「今の給食」しか知らないのであるから、それもやむなしではあるが、献立内容を聞けば、そのレベルは明らかに劣っているような気がしている。最低限の栄養は担保されているのであろうが、どこか「粗末」である感は否めない。
それでも学校給食が一日の主な栄養源であるとする子どもたちにとっては、それを「食べる」ことで「生きる」が繋げられている。献立の内容や食の質などと言ってはいられないのである。
なんとも空恐ろしい社会にボクたちは生きている。
「子ども食堂」が増え続けている。ボランティアやNPO団体が、全国各地で子どもたちに、何とか「食」を提供しようと奮闘している。ボクは今まで、それを傍で見ていただけだ。
「学校給食」と「子ども食堂」で、いったいどれくらいの子どもたちの「生きる」が繋げられているのであろうか。その実態を学ぼうと思う。
開催日時:2025年8月30日(土)20:00~22:00
講師:井上びん(教育の未来プロジェクト)
形式:オンライン(Zoom)
費用:1000円
- 参加費
- 1000円
- 形式
- オンライン(Zoom)
- 対象者
- 社会人・保護者・学生など教育に興味のある方ならどなたでも
- 講師
- 井上びん(教育の未来プロジェクト)
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