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教育・子育て応援セミナー 12月 嗚呼…、PTA ~なぜPTAは忌み嫌われるのか?~ 戦後のアメリカによる教育の民主化政策によって導入されたPTA。 PTAといえば、真っ先に思い浮かぶのがバザーとベルマーク運動。 特にベルマーク運動には、既に60年以上もの歴史が刻まれているが、やっていることは60年前とほぼ同じ。ベルマークを集めて、切って、貼って…、ひとつのベルマークで「1円」となる。その「1円」のベルマークを根気よく集めて、数千円から数万円の学校備品に替える。なんとも頭の下がる「根性」と「忍耐」を彷彿とさせる運動だ。 そしてPTAといえば、その次に頭に浮かぶのが、謎の「役員決め」。クラス役員が決まるまで保護者は帰れない。公平・平等とう名の下で「くじ引き」が行われる。そもそもPTAへの加入は任意である。が、その任意性をほとんどの学校が無視して、事実上の強制加入としている。 そんなPTAの活動が、令和のこの時代に明るく迎え入れられるワケもなく、地域によってはPTAの廃止や休止が後を絶たないと聞く。外部の業者に委託するなどという先進的な地域もあると聞く。 なんでそんなにPTAの活動が、よりによって保護者から敬遠されているのであろうか? なんでそんなに忌み嫌われるのであろうか? 「子どものため」「学校のため」「地域のため」というお決まりのフレーズでは、もはや保護者をPTAに繋げることはできなくなった。 この現象は、なんだか地域の自治会に似ている。自治会も、それを存続させることが困難になってきている。たとえ自治会が機能していても、若い世帯を中心に、自治会に加入しない家庭が増えている。 PTAも自治会も…、ハッキリ言って「昭和の遺物」である。或いは既に「文化遺産」となりつつあるのかもしれない。だが、しかし、そこには古き良き日本人の「助け合いの精神」が確かに見て取れる。だからこれを簡単に切り捨ててしまわない方がいいのかもしれない。 つまり、PTAそのものの存在が悪いのではない。 その体質が問題なのだ。 どんな団体・組織でも、時間とともに劣化し形骸化する。手段が目的化し、そこに集う人々にマンネリがはびこる。特に日本という社会では、そんな組織が「ゴロゴロ」している。 PTA…、その現状を全面的に理解し、来たるべき未来に相応しい団体・組織に変えていくのが、ボクたち世代の責任でもある。 日時:12月28日(土)20:00~22:00 講師:井上びん(教育の未来プロジェクト) 形式:オンライン(Zoom) 費用:1000円
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