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思春期にある子どもの学習と成績。



小学校の4年生くらいまでは「学ぶこと」に意欲的であったお子さんが、その後、急に学校や勉強の話しをしたがらなくなることがあります。そこにはおそらく「授業が分からなくなっているかも…?」といった子どもなりの漠然とした不安が横たわっています。しかし、そのタイミングで「親に助けを求められない」のが思春期にいる子どもたちです。そこで成績が下がってきたことを理由として「塾に通わせる」ことを選んだのなら、それはあまりにも短絡的に過ぎます。子どもの現状がまるで分かっていないまま、ただ焦りのあまりに「塾」…、ではないのです。授業が分からないのは、多分にお子さんの有する(獲得している)「ことば」に問題がある可能性があります。「脳内辞書」と捉えてもいいでしょう。まずは冷静になって乳児期からの「ことば」獲得の課程を思い出すことから始めてみましょう。

当法人が運営する「国語力めきめきラボ」は「すべての学びの土台は国語力」といったコンセプトを掲げて「ことばの学び」を様々な角度から行っています。「ことばを使った地図」「ことばを使った算数」「ことばを使った理科」「ことばを使った音楽」…、なんでもありです。「おもしろ作文」「おもしろ読書感想文」だってやってます。

学びの原点は「おもしろい」であることは間違いありあません。ならば常に「おもしろい」が「学び」の後ろ盾になっている状態を整えればいいだけですね。

「国語力めきめきラボ」にやってくる子どもたちは、だから「よくしゃべる」「よく笑う」そして「自由に考える」ことが当たり前になります。時に「ホントにうるさい!」と思われる時もあります。しかし「叱られる」ことはほとんどありません。だって「国語ラボ」は学校じゃないからです。子どもたちは「遊びの延長線上にある学び」をしているだけですから、実はそのマインドは「遊び」なのですね。遊んでいる(=学んでいる)時に叱らねばならないのは、「キケン」を伴うときだけ…、そのように心得る講師陣に囲まれながら、子どもたちは「楽しくことばの意味を考え」「楽しく文章を読み」「楽しく文章を書く」ことができるようになります。

次に挙げるのは「国語力めきめきラボ」の子どもたちが実際に経験した「小さな快挙」(ホントは自分の中では大きな快挙)の例です。

・そもそも文章を自分の意志で書いたことがなかった小学4年生が、「読書感想文」というものの「なんちゃって攻略法」を学んだ後、丸3日かけて書き上げた感想文を担任に提出したら、それが学年代表作になって「ヤッター!」と言って本気で喜んだ。

・新聞の読者投稿欄に「出してみちゃう?」と軽く誘われて(確信的に誘ったのですが…)中学2年生が書いた投稿文が全国面に掲載されちゃって、当の本人も「ヤバっ!」と思ったけど、家族は「えええっ!?」となったと同時にその新聞を大量購入した。

・作文が嫌いでどうしょうもなかった小学3年生が、小学5年生になるころには1200字の作文を、なんと1時間程度でちゃちゃっと書き上げちゃって母親が「えっ?」ってなって内容を点検してみたら、これが見事な構成で完成されていた。

・○○ちゃんのように授業で手を挙げて自信をもって答えてみたいなぁ~、とボヤいていた小学4年生が「まずは手を挙げてみちゃおうぜ!」作戦を実行にうつして発言してみたら、予想以上に先生が褒めてくれたので「気持ちいい~」を始めて味わった。

 
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