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思春期の子どもが見ている世界…。



思春期のど真ん中の高校受験…、これを如何にして無事に通過させるのか? それどころか思春期突入とほぼ同時期におとずれる中学受験をどのように捉えたらいいのか? そもそも我が子が(私立)中学受験を必要としているのか? 保護者の悩みはつきません。しかし首都圏においてはすでに3割以上(地域によっては5割に迫る)の子どもたちが中学受験に臨んでいることもまた事実です。そしてここでも「進学塾に通わせる」という選択肢が優先されています。

けれどもその前に、子どもが思春期に「中学受験」や「高校受験」に臨む…、そのことが子どもの健全な成長にどのような影響を与えるのか…、そういったことを家族単位でしっかりと考えられているか否か…、これを確認する必要があります。つまり「家族の見解」というものがちゃんと用意されている状態で受験に臨ませることがとても重要なんです。

もちろん受験に臨むのは子ども本人です。そして思春期にある子どもたちの発達段階はそれぞれに違います。しかし受験に臨む子どもの主体性をどの段階まで留保するべきなのかについては、個々の家族が子どもをしっかりと交えた話し合いによって決定するべきでしょう。子どもの「思春期」と「中学・高校受験」を積極的に掛け合わせるのです。よって「思春期 × 受験」=「家族の見解(意向)」となります。

つまり子どもは思春期全般にわたって、とりわけ「受験」といった子どもにとっての一大事において「家族のあり方」すら試しているのです。そして恐ろしいことに、家族のコントロールセンターであるところの父母(=夫婦)のあり方(関係性)が図らずも露顕してしまうのが「思春期」であり「受験」なのです。だから場合によっては夫婦の関係性の再構築が必要となることだってあります。

当法人には教員経験が豊富な講師陣が揃っています。しかしただ「先生であった」というだけではなく、例えばものすごく自己肯定感が低い子どもを前にして、「なんでこういった子どもになるんだろう?」「なんでこんな考え方なってしまうんだろう?」といった疑問をず~と抱きながら、その理由探るべく「社会のあり方」や「学校のあり方」を深く掘り下げてきた(今でも進行中)ところの同士が講師陣として揃っています。

その結果、確信的に到達したのが「家族のあり方が子どもに与える影響」が、予想以上に甚大である…、という事実です。とりわけ平成以降に子育て~思春期を迎えた家族(夫婦)のあり方に得体の知れない問題が横たわっているケースがハッキリと見えてくるようになりました。そのひとつが「損得勘定思考」と「コスパ至上主義」、それに「学校教育低額ユーザーマインド」です。

当法人のドアを叩き、子どもの問題を親(ほとんどが母親)が相談する…。成績不振、不登校、高校受験など、相談内容の入口はまちまちですが、どれにも共通するのが子どもの「思春期」であること、よって認知を変えることが重要である…、そんなことをまずは相談者に伝えます。そして時には「親の考えをハッキリと否定」することもあります。でも、そのように否定されて「二度と来なくなった相談者」は一人もいません。そもそも当法人のような所に相談に来られる親御さんは、自身や家庭の中の「ほころび」を薄々は察知している方が多いからなのかもしれませんが、当法人の一見すると強気な相談姿勢(決してカウンセリングではありません)は概ね好評なようです。

今まで(過去4年間)の80件弱のアンケート結果で調査する限りですが、(えっ?)恐ろしいほど(100%と言っても過言ではない)「共感」と「満足度」を得ています。

詳しくは「受講者・相談者の声」をご覧ください。
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