教員応援セミナー 第2弾 開催報告

5月25日(土)に開催されました「教員応援セミナー」の第2弾の様子を報告いたします。

この日のテーマは「子どもと親と学校と」です。

まずは子どもと親の関係性について、今の40歳代の親を想定して、そのバックグラウンドを探りました。そして出てきたキーワードが「バブル崩壊」「失われた20年」「デフレ経済」「リストラ」「勝ち組/負け組」…、でした。いやぁ~、それにしても現代の親世代の若かりし頃とは、実に下向きな時代、そして内向きな時代だったのですね。そんな中で青春を送り家庭を築き、子育てをしてきた…、考えさせられることばかりでした。

ここで今回のゲスト、坪屋勇司さんに登場していただきました。

坪屋さんの壮絶な過去…、特に幼少期~少年期にかけての過酷な人生談を聴き、子どもが家庭(保護者)から受ける影響の大きさに改めて気づかされ…、それでも決してグレることなく(決してまっすぐではないけれども)生き抜いてこられた坪屋さんの精神力に感服いたしました。坪屋さんの今までの人生を貫いてきたキーワード…、それは「負けたくない!」と「お金!」だったんです。

そして「親と子の距離」についても考えました。幼少期、少年期、青年期、成人期…、と、どの時期にとっても親と子の理想的な距離感というものがあります。みんなで自身の「親子の距離」を考えてみた時、思わず現在の親子の関係性(の異常さ?)をカミングアウトしてしまう場面もありましたね。ホントは親子の理想的な距離なんてわからないのに、それでも普段は考えもしないことを敢えて考えてみました。

子育てに対する親の誤解についても考えましたね。「子どもは社会のもの!」「子育ては親と社会の協働作業!」「親の人生と子の人生は別物」「親の人格から子の人格が形成される」…、そんなことを一緒に考えました。

最後に「これからの学校観」について探りました。画一的な学校観を捨てて、千差万別に変化していく学校を、例えば親や子どもが能動的に選んでいく時代が必ず到来します。家庭が選んだ学校(教育)を家庭がこれからは自由自在にカスタマイズしていくのです。そして私たち教員も「選ばれる」ということからは例外ではなくなります。私たちが与える授業を初めとしたあらゆる行為が、親や子どもたちに選ばれるのです。よってそういった環境にも十分に耐え得る存在に…、私たちはなるべく…、日々、研鑽を積まねばならないのですね。つまり教員はもういいかげん、学校に引き籠もっていてはいけません。積極的に社会に飛び出し、社会との濃密な関係性の中から、最高の教員像を構築していく必要があります。

今回も実に楽しいセミナーになりました。様々な年代の方々の様々な考えや思いをセミナーを通じてお互いに共有することができたこと…、そういったことが、実に楽しいのです。関係する皆様、ありがとうございました。