「教員応援セミナー」10月の報告

 10月27日、教員応援セミナーが開催されました。テーマは「最先端教育の実情を知る」です。少し固いテーマでしたが、教育に携わる私たちが、決して避けては通れない現状を知ることができました。

 最先端の教育を実践している中学・高校の実例を交えながら、ICT教育の現状と課題、それにIB教育やリベラルアーツ型教育の展望を学び会い、そして語り合いました。

 最先端を追いかけるがあまり、そのどれにも満足のいく結果を残せないでいる「残念な学校」も多くあると知り、教育に最先端を謳うには、十分な学内のコンセンサスと強力なリーダーの存在が不可欠である、ということも確認できました。トレンドに敏感なのは悪いことではありませんが、学内改革に何の哲学もないまま、ただ時代の趨勢に流されてしまっているだけの学校では、ICTにしろ、リベラルアーツにしろ、何に手をつけても、いずれも「虻蜂取らず」の状態となってしまっています。

 今後は、最先端教育のそのどれもが「曲がり角」を迎えて、場合によっては「昔ながらのアナログ授業」が、復権するのかもしれません。個人的には、ICTを駆使しながら、アクティブラーニング型修学旅行を実践しているS高校に、大きな興味と可能性を感じました。その高校では学年単位ではなく、クラス単位で修学旅行が企画され、なんと業者も生徒が直接、クラス毎に選ぶのだそうです。奇しくも数年前に私が予見していた「アクティブラーニング型修学旅行」が見事に結実している…、そんな事実を知ると何となく嬉しくなってきます。ちなみに数年前、そんな「アクテイブラーニング型修学旅行」を企画し、とある旅行代理店に提案したのですが、「とても面白い企画ですが未だ実現できるとは思えません」と丁寧に断られたことを思い出します。

 最先端教育が、いずれ「最先端」ではなく、「当たり前」な世の中がやってくるであろうことは容易に想像できます。が、であるからこそ、今のうちに最先端だけではなく、敢えて「ローテク」を見直し、そこで「腕を磨く」ことも忘れてはいけないのだなぁ~と、しみじみと感じた次第です。

打ち上げ。
真面目。

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